ポールヴァンドル 紫苑S公式コメント
9/9(土)中山11R 紫苑ステークス(GⅢ)〔芝2,000m・18頭〕3着[4人気]
五分のスタートを決めるも無理せず、道中は10番手辺りを追走、そのまま馬群の中で脚を溜め、直線に向いて前が開き追い出されると、上がり最速の脚を繰り出したものの、上位2頭に僅かに及ばす、3着でゴールしています。
三浦皇成騎手
「今日のこれまでのレース傾向から考えると、開幕週ということもあって、みんなスタート直後からポジションを取りに行く可能性があり、そうなった場合は控える競馬も一つの手だと思っていました。スタートはまずまず出てくれましたが、思った通り周りが前目のポジションを取りに行っていたので、無理せず中団に控えました。道中はリズム良く運べ、上手く馬群の中で脚を溜めることが出来ました。どちらかと言うと体を伸ばし気味に走るタイプなので、前に壁を作って運べたのもいい方に働いたのかもしれません。直線に向く際も上手く前が開き、追い出すとしっかり脚を伸ばしてくれましたし、最後は左右から挟まれてプレッシャーの掛かる形になりましたが、怯まずゴールするまで頑張ってくれました。あそこまでいったら勝ちたかったところですが、自分のリズムを守って競馬をすれば、これまでのように前に行っても、今日のように中団からの競馬になったとしても力を発揮してくれますし、本当にいい馬ですね」
上原博之調教師
「久々のレースでしたが、馬自身が競馬があるというのが分かるのでしょう、自分で体を作ってくれて、いい状態でレースに向かうことが出来たと思います。開幕週でしたし、前に付けて粘り込む形になるだろうと思っていただけに、あの位置取りは少し意外でしたね。ただ勝った馬よりは前に付けられましたし、悪くはない形だったと思います。惜しくも敗れてしまったものの、最後までよく脚を伸ばしてくれましたし、あの形でも競馬が出来るというのが分かったのは収穫だったと思います。優先出走権を獲ってくれましたし、この後の状態に問題がなければ秋華賞に向かいたいと思いますが、本番までやや間隔が空きますし、一旦天栄へ放牧に出してリセットさせたいと考えています」