【限度額適用認定証】入院前に申請しよう
私は5/7胃がん宣告を受け、5/27胃全摘手術を受けました。
そして6/5無事に退院となりました。
手術が決まるまでの流れは前回記事を参考に。
5/27が手術で入院は前日の5/26です。
手術が初めての場合、わからないことだらけなので、身近に経験者がいる場合は良く話を聞いておくと良いですよ。私も初手術でした。
手術となると体の事も心配ですが、お金の事も心配ですよね。
まあ一般的に手術して入院してとなると高額な費用が必要になります。
3割負担でも数十万ほど。
手術の種類によっては100万以上必要かもしれません。
こんな時のために高額療養費制度というものがあります。
これは医療費支払いの自己負担を軽くする制度で、病院や薬局で支払う金額が一定額(自己負担限度額)を超えた場合に、その超えた金額が、後で払い戻されるというありがたい制度。
ただこれは後で払い戻されるので、まずは全額支払わなければならないし、払い戻しも約3ヶ月後だそうで、これはちょっと微妙。
支払いの時、あらかじめ払い戻される額を引いてくれればいいのにと思いますよね。
で、実はこれ、可能なんです。
それが限度額適用認定証を利用する方法。
事前にこの限度額適用認定証を申請しておけば、窓口での支払を自己負担限度額までにとどめることができます。
申請する場所は加入している保険により違いますが、私の場合、国民健康保険なので市役所で簡単に即日交付されました。
高額療養費制度の適用ルールは色々とあるのですが、自己負担限度額を超えるか超えないかわからない場合でも、限度額適用認定証を支給申請できますので、手術や入院が決まったら事前に申請しておくと安心です。
私の場合、手術が決まると申請するように病院からも教えてもらえました。
あと高額療養費制度の適用ルールで覚えておきたいのが、自己負担限度額は各月ごとにそれぞれ分けて決まるということ。
つまりその月の「1日から末日まで」の医療費で計算されるので、入院期間が月をまたいだ場合は、各月の1日から末日までの医療費が別々に計算されるのです。
私の入院期間は5/26~6/5で、月をまたいでしまいました。
この場合、5月分と6月分の自己負担限度額を別々に計算することになるのです。
例えば単純に自己負担限度額が10万円だとすると、入院期間がその月の1日から末日までに収まれば自己負担は10万円で済みますが、月をまたぐと5月分で10万、6月分で10万というようにそれぞれ支払うことになってしまうのです。
もちろん自己負担限度額の計算はこんな単純ではないので、自己負担が必ず倍になるわけではないのですが、月をまたぐと自己負担が増えるということは覚えておこう。
ケガとか脳梗塞とか、今すぐ治療しないと命に関わるというものは、入院期間を選ぶことはできないが、私のように緊急手術を要するものではない場合、入院期間が歴月範囲内に収まるスケジュールを組んでもらえないかどうか主治医に相談してみましょう。
※詳しくはこちらを参考に。がんについても色々学べます。
※引用元 https://cancer.qlife.jp/stomach/stomach_feature/article3139.html